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皆様今晩は。
大輔君、リハビリいかがですか。
”今はリアルにスケートがしたいです。”、”スケートが好きなんだと思います。”テレビのインタビューに確かこう答えていたと思います。それを聞いて、とてもうれしく思いました。
オリンピックでメダルを取りたい、それから先のことは考えられない。と言っていた大輔君には、何かのきっかけで今にも折れてしまいそうな緊迫感があって、正直言って見ているのもつらい時がありました。好きだから、滑りたいから滑ると言う言葉に今回の試練を通して得たものの大きさを感じました。
先日、NHKでビールマンスピンの生みの親であるデニス・ビールマンの特集番組があり、とてもなつかしく見ることができました。ビールマンは同時代のカタリーナ・ビットような華やかさはありませんでしたが、氷上に咲いた可憐な一輪の花のようで印象に残っていました。テレビで一度だけ見た、鮮やかなビールマンスピンでフィニッシュした演技は今も忘れる事ができません。番組の中では、その当時ビールマンも、それを支えた母親にも表彰台に上がりたいという気持ちは無く、ただただ、滑る事が好きでたまらなくて滑っていたと語られていました。そんなビールマンも、スケートを続けたい一心で苦手なコンパルソリー(規定ー氷の上に決められた図形を滑りながら描いていくもので、今は廃止されています。)を克服し、世界選手権で優勝し、その結果としてスターズオンアイスに招待され今に至っているとのことでした。インタビューに答える、もう40代を過ぎたビールマンの、滑る歓びに満ちた、輝くような笑顔に、好きだという事が何よりも強いモチベーションになるのだという事を再認識した思いでした。
好きなものだけが、一番遠くまで行く、と言います。スケートを始めた頃の大輔君も、ただ好きで、滑る事がうれしくてスケートをしていたに違いありません。様々な経験を経て、又、スケート大好きな大輔君に戻ってきたという事ですね。
焦らず、ゆっくり帰ってきてください。
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